膝内側の鵞足痛はこれで改善できる(自分で機能改善するシリーズ3)
最近、膝に違和感や痛みを抱えるお客様が増えてるように感じます。
今回は、膝内側に痛みが生じる鵞足痛について、原因、改善と予防する方法についてフィジカルコンディショナーとしての考え方をお伝えしますので、ややパーソナルトレーナ的な内容となりますが、重要ですので参考にしてください。(資料参照ください)
1、鵞足とは
膝関節(脛骨大腿関節)は蝶番関節で、ドアの蝶番のように屈曲・伸展(曲げ伸ばし)一方向のみに動きます。
そのため側方からの外力には強度が低い構造となっており、膝関節を補強するために骨盤の異なるそれぞれの場所から、筋がいのように上前腸骨棘(縫工筋)、恥骨結合(薄筋)、座骨結節(半腱様筋)の三本の筋肉が膝内側の鵞足部に付着します。この筋肉が「ガチョウの足」のように見えることから「鵞足」と呼ばれ、3本の構成筋は膝関節の安定化(スタビライザー)として機能します。
2、痛みの原因
痛みの原因は筋肉のアンバランス(ゆがみ)と考えます。具体的には以下の二つの要因と考えます。
(1).骨盤後傾によって鵞足部の構成筋に伸長ストレスがかかる
骨盤の同側にある前側(腹直筋)と後側(ハム)が短縮し、腸骨が後方回旋するため、鵞足部の縫工筋と薄筋に伸長ストレスが発生する。
(2).下腿(脛骨)の外旋に伴い、鵞足部の構成筋に伸長ストレスがかかる
長拇趾屈筋の短縮等により距骨の前方変位と大腿二頭筋(外ハム)の短縮で下腿が外旋し、鵞足部の構成筋に伸長ストレスが発生する。
3、改善法
(1).骨盤後傾の修正
短縮側の腹直筋とハムストリングスを緩め、同側の抑制弱化の大腿四頭筋を強化し、筋肉のバランスを整える。
(2).下腿外旋の修正
大腿二頭筋(外ハム)を緩め、半膜様筋(内ハム)を強化して、筋バランスを整えるとともに長母指屈筋を緩め、距骨を正しい位置へ押し込む。
自分で改善するためのポイントをお伝えしましたが、ソラーレ志木のパーソナルトレーニングでは、
①自覚症状のない体のゆがみ(筋肉のアンバランス)の見える化
②コンディショニングで筋バランスを整えゆがみの解消を図る
③再発防止を図る筋トレ
で痛みの根本解決を図ります。
なお、自分自身で体を整えて痛みの改善と予防する「セルフコンディショニング」の具体的な方法もパーソナルトレーニングの中でお伝え出来ます。
一緒にゆがみと痛みのない健康的な生活を目指してみませんか。
パーソナルコンディショニングスポーツジム ソラーレ志木
住所:埼玉県志木市幸町1-5-20
ポプルス志木404
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