肩外側の痛み(自分で改善するシリーズ15) #肩痛 #コンディショニング #機能改善 #セルフケア
自分で改善するシリーズ15(肩外側の痛み)
「布団を上げようとすると(左)肩の外側に痛みが走る。趣味のテニスとゴルフも肩の痛みと不安で楽しめない。もっと趣味のスポーツを楽しみながら生活の質を上げたいので、何とかしてほしい。」と言うお客様(75歳・男性)がお見えになりました。
痛みの原因を確認し、コンディショニングと筋トレで改善できました。自分で改善する場合の参考にしてください。
1.カウンセリングとフィジカルチェック
◎カウンセリングでわかったこと
手の甲を上にしてものを持ち上げると、(L)肩外方(三角筋中部繊維)に痛みが出る
◎フィジカルチェックでわかったこと
肩甲骨を固定する筋肉と棘上筋をMMT(徒手筋力テスト)で確認したところ、
・菱形筋 問題なし
・前鋸筋 抑制弱化
・棘上筋 問題なし
◎痛みの原因
手でものを持ち上げる時は肩甲骨を固定するが、(L)肩回りで前鋸筋が弱化しているため固定できず、棘上筋という肩関節の求心位を保つ腱板(ローテーターカフ)で代償しているため、棘上筋に牽引ストレスが集中したので短縮してしまい、肩関節の求心位が内方にズレて(変位)、動作時に肩外方(三角筋中部繊維)の痛みとなった。
2.アプローチ
(1).肩甲骨固定筋 前鋸筋の強化
・MMTチェック(事前確認)
・前鋸筋の促通
端座位から左手で肋骨を把持し、右手は頭の上に置き、ここを軸として、把持した左手の肘で右回旋、左回旋を5~6回程度繰り返す(左右の手を代えて同様に繰り返す。)
・事後MMTチェック(促通確認)
前鋸筋が促通されていることを確認
・筋トレ
伏臥位の肘立ちから、肩甲骨を寄せながら上体を沈ませたら、肩甲骨を外方に開いて上体を持ち上げる。これを10回×3セット繰り返す。
(2).肩甲骨固定筋(菱形筋)の強化
・種目名:ベントオーバーサイドレイズ サムダウン ダンベル2㎏ ×2個
両手にダンベルを持ち親指は下向き(サムダウン)、ベントオーバー姿勢から、息を吸いながら、背中を丸めず、肩甲骨を寄せながら、肘を持ち上げる。これを10回 × 3セット繰り返す
(3).棘上筋の強化
・(立位)種目名:エンプティ―カン(ダンベル 1kg×2個)
ダンベルを握った手の親指を下(サムダウン)に向けたまま、反動つけず肩関節を外転(30~45°くらいまで)させます。このとき真横に持ち上げるのではなく少し前方(20~30°)に屈曲させる。これを10回×3セット繰り返す
(4).MMTチェック(最終事後)
痛みの出た動作を再確認して頂いたが、痛みはなく、棘上筋、前鋸筋、菱形筋とも正常性を確認した。
3.その他
セルフケアとして、アプローチの(1)~(3)をテイクアウトして頂いた。
※なお、これは肩痛に対する一つの方法であり、すべての方に当てはまるとは限りませんので、ご承知おきください。
パーソナルコンディショニングスポーツジム ソラーレ志木
住所:埼玉県志木市幸町1-5-20
ポプルス志木404
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