肩外側の痛み(自分で改善するシリーズ15) #肩痛 #コンディショニング #機能改善 #セルフケア

query_builder 2024/10/02
肩こり・肩痛 自分で改善する コンディショニング 機能改善
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自分で改善するシリーズ15(肩外側の痛み)

「布団を上げようとすると(左)肩の外側に痛みが走る。趣味のテニスとゴルフも肩の痛みと不安で楽しめない。もっと趣味のスポーツを楽しみながら生活の質を上げたいので、何とかしてほしい。」と言うお客様(75歳・男性)がお見えになりました。
痛みの原因を確認し、コンディショニングと筋トレで改善できました。自分で改善する場合の参考にしてください。

1.カウンセリングとフィジカルチェック
◎カウンセリングでわかったこと
 手の甲を上にしてものを持ち上げると、(L)肩外方(三角筋中部繊維)に痛みが出る

◎フィジカルチェックでわかったこと
 肩甲骨を固定する筋肉と棘上筋をMMT(徒手筋力テスト)で確認したところ、
 ・菱形筋 問題なし
 ・前鋸筋 抑制弱化
 ・棘上筋 問題なし

◎痛みの原因
 手でものを持ち上げる時は肩甲骨を固定するが、(L)肩回りで前鋸筋が弱化しているため固定できず、棘上筋という肩関節の求心位を保つ腱板(ローテーターカフ)で代償しているため、棘上筋に牽引ストレスが集中したので短縮してしまい、肩関節の求心位が内方にズレて(変位)、動作時に肩外方(三角筋中部繊維)の痛みとなった。

2.アプローチ
 (1).肩甲骨固定筋 前鋸筋の強化
  ・MMTチェック(事前確認)
  ・前鋸筋の促通
   端座位から左手で肋骨を把持し、右手は頭の上に置き、ここを軸として、把持した左手の肘で右回旋、左回旋を5~6回程度繰り返す(左右の手を代えて同様に繰り返す。)
  ・事後MMTチェック(促通確認)
   前鋸筋が促通されていることを確認
  ・筋トレ
   伏臥位の肘立ちから、肩甲骨を寄せながら上体を沈ませたら、肩甲骨を外方に開いて上体を持ち上げる。これを10回×3セット繰り返す。

 (2).肩甲骨固定筋(菱形筋)の強化
  ・種目名:ベントオーバーサイドレイズ サムダウン ダンベル2㎏ ×2個
   両手にダンベルを持ち親指は下向き(サムダウン)、ベントオーバー姿勢から、息を吸いながら、背中を丸めず、肩甲骨を寄せながら、肘を持ち上げる。これを10回 × 3セット繰り返す
    
 (3).棘上筋の強化
  ・(立位)種目名:エンプティ―カン(ダンベル 1kg×2個)
   ダンベルを握った手の親指を下(サムダウン)に向けたまま、反動つけず肩関節を外転(30~45°くらいまで)させます。このとき真横に持ち上げるのではなく少し前方(20~30°)に屈曲させる。これを10回×3セット繰り返す
    
 (4).MMTチェック(最終事後)
   痛みの出た動作を再確認して頂いたが、痛みはなく、棘上筋、前鋸筋、菱形筋とも正常性を確認した。
   
3.その他
 セルフケアとして、アプローチの(1)~(3)をテイクアウトして頂いた。

※なお、これは肩痛に対する一つの方法であり、すべての方に当てはまるとは限りませんので、ご承知おきください。

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パーソナルコンディショニングスポーツジム ソラーレ志木

住所:埼玉県志木市幸町1-5-20
ポプルス志木404

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